震災から2ヶ月…
メディアでしか現地の様子を知らない我々は、現地に近づくにつれて、自然と口数が減っていきました…
第2回目のボランティア活動は5月の半ば、支援メンバーは進藤、歳原、長谷川、加藤
そして当社の施工業者である㈱オリエント様から小嶋さん、三船さんの計6名で雄勝町
へと向かいました。
5月19日 朝5:30出発!
移動中の高速道路から、路面は凹凸が激しくスピードも出せない状況、中央分離帯や側壁は
倒れており、辺りの民家の瓦屋根は崩れ落ち、石巻に近づくにしたがって被害の大きさを
身に染みて感じるようになりました。
雄勝町に入るには、山越えする為にトンネルを潜り抜けて入るわけですが、そのトンネルを抜けた瞬間
言葉を失ったのを覚えています。
トンネルを抜けた直後の光景・・・
道路状況も悪く、現地への到着予定時刻より遅れながら雄勝総合支所の千葉様を尋ね、雄勝小学校の
校庭整地作業の指示を受けました。
震災を受けた地元の方々が復興祭を行う為、小学校の校庭を仮の駐車場として使って頂けるよう
我々の手で整地するという事でした。
正直最初は、津波によって流された家屋、自動車、船等が散乱しており、小学校の校庭とは思えない
ような光景を目にして、短期間で何が出来るのだろう…と不安を感じていました。
周りには自衛隊の方々しかいない状況下で、我々6名と運んで行った重機1台で整地作業に没頭しました。
整地作業の最終工程として細かい瓦礫拾いをしましたが、小学校という事もあり、生徒さん達が使用していたと
思われる筆記用具や、衣類、様々な学校の備品、そして雄勝町は硯の産地という事で硯の破片等を
ひとつひとつ拾うごとに、何か考えさせられるような思いで作業をしました…
また最終日には整地作業が終わった後に、当社社長と縁の深い土地である、分浜地区へ向かいました。
作業していた場所から更に奥地にあり、被害がより大きかった地区です。
そちらに一歩入ると、前日に雄勝町入りした時以上の惨状に再び驚かされました。更に行政の手も
届いていない惨状を目のあたりにし、この時もメンバー全員が言葉を失いました…
分浜地区の惨状・・・
しかしその後、必ずこの土地にもう一度来るぞ!ここを復興させるぞ!という声がメンバー皆から
上がりました。
『一致団結!!』 当社のスローガンである、この言葉がまさに当てはまった時でした。
最後に、現地で被災地の方々と話す機会がありましたが、皆さんがそれぞれ前向きな姿勢で現実と
向かい合っており、この支援活動によって自分自身も改めて何か教えられたような気がします。
これからも当社から次々とメンバーが雄勝町に向かいますが、私もまた現地に必ず行って
(機会をもらえれば何度でも行って!)少しでも復興に貢献できるよう頑張るつもりです!
被災者の方々と一緒に復興を目指します!